熱中症A
前回のマラソンランナーのお話です。
マラソンの途中で 水を飲みまくったことで、 なんとか完走はしたものの、 ゴール後もまだ喉が乾いていました。
そこで、水を2リットル がぶ飲みしました。 乾きは収まりましたが、 その数十分後、猛烈に 気持ちが悪くなってきました。
そして、とにかく塩辛いものを 摂りたくなったのです。
これは低ナトリウム血症だと 分かりました。 ナトリウムは、塩の成分です。
血液中に一定の量で 存在しています。
しかし、その時の私は、 ナトリウムが汗で 失われていたのにも関わらず、 水分だけを大量に摂ったために、 血液中の塩分が薄まってしまったのです。
薄い血液になると、 身体のバランスが保てません。
低ナトリウム血症も、 ひどい場合には 意識を失ってしまうことも あります。
そこで、ホテルに戻って、 すぐにカップヌードル2個を 一気に食べました。
塩分を摂らないといけないので、 スープまで飲み干して、 どうにか回復しました。
このような経験からも分かるように、 暑いところでは水分だけでなく、 塩分も補給する必要があります。
最近は、スポーツドリンクや 塩分を含むドリンクも、 たくさんの種類があります。
汗をたくさんかいた時は、 水だけではなく、こういった ドリンクで塩分も補給することが 好ましいです。
また、最近テレビなどでは 水中毒ということが言われています。
これは、塩分を摂らずに 水だけを摂っていると、 そういった状態になってしまう ということです。